2019年3月19日(火)

横国大とタスクフォース、「ビジネスゲーム」開発

2018/7/10 22:00
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横浜国立大学(横浜市)とシステム開発のタスクフォース(同)は、企業や大学向けにネット上で企業経営を疑似体験できる「ビジネスゲーム」を開発する。従業員や学生が会計やマーケティングの基礎などをゲーム感覚で手軽に学べるようにし、2019年度中にも発売を目指す。産学連携の一環として、将来は企業経営者にも利用を働きかける。

横浜国大の授業ではグループごとに利益の高さを競う

横国大では02年ごろから学内の授業にビジネスゲームを取り入れてきた。現在は全国120の大学に無料配信して経営学などの授業で使われているという。タスクフォースと組んで同ゲームを大幅に改良し、企業の従業員の研修用などに有料で売り込む。

ゲームは飲食店、パン店、飲料メーカー、ネット通販企業などの仮想会社をネット上で運営する。1日の生産量や商品の価格を打ち込むと、コンピューターが想定される売り上げや利益を自動で算出するシステムを活用。参加者は仮想会社の業績を伸ばすために、最適な価格や広告費をシミュレーションしていく仕組みだ。

新たに開発するゲームでは、より細かい経営戦略を立てられるようにする。例えば仮想会社で扱える商品はこれまで1~3品ほどだったが、10品以上に増やすことも可能にし、どの商品にどれだけの広告費をかけるかなどを選べる。四半期や年単位での経営判断もできるようにする。

横国大で開発を担う田名部元成教授は「現実的な経営判断や問題解決を学べるものにしたい」と話す。価格や発売時期などは今後詰める。パソコンでの利用を想定しているが、スマートフォン(スマホ)アプリとしての発売も検討する。

横国大では以前からビジネスゲームの改良を検討していたが、開発コストがかさむことが課題だった。横浜企業経営支援財団(IDEC)が産学連携事業を模索していたタスクフォースを仲介。資金繰りの支援を受けることや販売を委託することで合意した。

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