スタバ、プラ製ストロー全廃へ 年10億本削減
【ニューヨーク=河内真帆】米コーヒーチェーン大手スターバックスは9日、プラスチック製の使い捨てストローの使用をやめると発表した。2020年までに世界で2万8000店超あるすべての店で廃止する。同社が1年間に提供するプラ製ストローは10億本にのぼる。微小なプラスチックごみによる海洋汚染が問題となっており、環境配慮のため全廃を決めた。

プラ製ストローの廃止は段階的に実施する。まず北米の8000店で一部の冷たい飲み物を対象に、蓋に吸い口のついたカップでの提供を始めた。フラッペとカプチーノを組み合わせた「フラペチーノ」では紙製か自然分解されるポリ乳酸性のストローに切り替える。
同社が本社を置く米西部シアトルは7月、飲食店や食料品店でプラスチック製のストローやフォーク、ナイフの提供を禁止する条例を施行している。