2019年5月26日(日)

エチオピア、エリトリアと関係正常化 戦争状態の終結で合意

2018/7/9 23:43
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【カイロ=飛田雅則】1990年代後半に国境紛争で対立したエチオピアと隣国エリトリアは8日、関係正常化で合意した。エチオピアのアビー首相は同日にエリトリアを訪問し、イサイアス大統領と会談。戦争状態の終結で合意するなど、両国は和解に向かった。

ロイター通信は両国が9日に「戦争状態の終結」などを盛り込んだ合意文書に署名したと報じた。両国は大使館の開設や航空便の就航、国境での往来を自由化し、経済・文化での交流を促進することでも合意したもようだ。

8日に開かれた会談で、エチオピアのアビー氏は「愛情をもって両国にある壁を壊し、橋を架ける」と強調した。エリトリアのイサイアス氏も「供に歩んでいく」と応じた。

エリトリアは1993年にエチオピアから独立した。国境線の画定を巡り、98年から武力衝突が続き、推定で8万人が犠牲となった。2000年の和平合意後も、両国軍が国境に配置され、緊張状態が続いてきた。

国際仲裁裁判所が設置した委員会は03年、帰属が争われてきた村をエリトリア領と認定し、エチオピアが反発していた。18年4月に首相に就任したアビー氏はこの認定を受け入れると表明し、関係改善に動いていた。

内陸国のエチオピアには近年、中国などの製造業の進出が相次いでいる。関係正常化でエリトリアの港が利用可能になることで、輸出を促進する狙いもある。

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