2019年6月21日(金)

基礎的財政収支、25年度も2.4兆円赤字 解消は27年度

2018/7/9 18:25
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内閣府は9日の経済財政諮問会議に中長期の財政試算を示した。国と地方の基礎的財政収支(PB)は高成長が続いても2025年度に2.4兆円の赤字が残る。昨年度の税収の上振れなどで赤字額は1月の試算から1.4兆円縮小したが、政府目標の黒字化には遠い。試算に織り込んでいない新たな財政健全化計画を具体化し、歳出抑制を徹底することが求められる。

PBは社会保障費など政策経費を税収などで賄えているかを示す。黒字なら借金に頼っていないことを示す。

試算は、17年度の税収が想定より1.1兆円上振れたことなどを反映。1.1兆円のうち0.7兆円分は経済の底上げで増えたため、今後の税収も押し上げるとした。前回の試算より収支が改善したのはこのためだ。

先行きの経済成長率は、20年代前半に実質2%、名目3%以上になる高成長ケースと、実質1%強にとどまる慎重ケースの2通りではじいた。

高成長ケースの場合、PBの黒字化は、推計最終年度にあたる27年度となる。試算は6月にまとめた財政健全化計画を織り込んでいない。21年度までの社会保障費を高齢化に伴う増加分にとどめるといった歳出抑制策の具体化で、PBはさらに改善する可能性がある。一方、慎重ケースの場合、27年度時点でも7.2兆円の赤字が残る。

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