関西企業、西日本豪雨の復旧急ぐ 物流は依然遅れ

2018/7/9 17:46
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関西企業は9日、西日本で発生した豪雨からの復旧を急いだ。ダイハツ工業は休止していた大阪府池田市などの4工場を9日夜から11日早朝にかけて稼働させる。生産に必要な部品を確保できたため。ただ、取引先が豪雨の影響を受けている。部品供給が滞る可能性もあり、11日朝以降の操業は10日夜に判断する。

レンゴーは段ボールをつくる広島工場(広島県海田町)が浸水したものの、週末に作業して9日は稼働させた。ヤンマーホールディングスは岡山市内の倉庫に保管していた農機の一部などが浸水した。出荷できるかどうか確認している。業務用の食品スーパーを運営する神戸物産は広島市内の2店が浸水し、7日から休業している。復旧作業を続けており、週末までの営業再開を目指す。

高速道路の一部区間が通行止めになっていることなどから、物流の遅れは解消されていない。福山通運は関西から西日本の一部地域への配送を中止している。センコーグループホールディングスは広島県や岡山県で出勤できなくなったトラック運転手が多く、配達に遅れが生じている。

ガーデニング関連用品のタカショー(和歌山県海南市)は一部商品の中国・四国・九州方面への出荷を見合わせている。和歌山県などの工場に被害はないものの、物流網が混乱しているため、ホームセンター向けの住宅エクステリア商品などを納品できない。

関西電力は電力復旧作業に取り組む中国電力の要請に応じ、応援要員54人を派遣する。高圧発電機車や高所作業車などとともに広島県の被災地域に送りだし、早期の電力復旧を後押しする。中国電力の要請次第で追加支援にも前向きに対応するという。

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