テンセント、音楽配信子会社を米上場へ 時価総額3.3兆円の見方

2018/7/9 17:00
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【上海=中村裕】中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は、音楽のネット配信を手掛ける子会社の新規株式公開(IPO)を、米国の証券取引所で行うと発表した。騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ)の分離上場(スピンオフ)計画を、テンセントが上場している香港取引所に申請した。

市場関係者の間では、上場時の推定時価総額は300億ドル(約3兆3000億円)程度になるとみられている。

分離上場の対象は、テンセントがスマートフォンなどを通じて楽曲を配信する「QQ音楽」のサービス名で知られる事業。中国最大の音楽配信サービスで、2014年以降、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)や米ワーナー・ミュージック・グループと相次ぎ提携し、事業を急拡大させてきた。

米市場への上場により、配信する楽曲数をさらに増やすなど、一段のサービス強化につなげる。

テンセントを巡っては最近、関連の有力企業の株式上場計画が相次いでいる。中国最大のレストラン検索サイト・出前サービスを手掛ける美団点評は、香港取引所に株式上場する計画を明らかにしたばかり。テンセントは同社の大株主だ。

テンセントが筆頭株主である電気自動車(EV)の代表的な新興メーカー、上海蔚来汽車(上海市)も米国市場への上場を近く予定している。中国の有力な新興企業による資金調達が活発化してきた。

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