2018年11月20日(火)

西日本豪雨で異例の広域被害 8府県で51人死亡

2018/7/7 17:10 (2018/7/8 0:31更新)
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活発化した前線が列島沿いに停滞した影響による記録的な大雨で西日本を中心に異例の広域災害となっている。大雨特別警報は2日間で計9府県で発令され、死者は広島県で23人、愛媛県で18人、岡山、山口両県で各3人など8府県で51人。土砂崩れや住宅が泥流につかるなど被害が多発的に発生し、通行止めなどで物流にも影響が出た。

土砂に巻き込まれた民家(7日、広島県呉市阿賀町)=共同

土砂に巻き込まれた民家(7日、広島県呉市阿賀町)=共同

死者は広島、愛媛、岡山、山口のほか、滋賀、大阪、兵庫、福岡の4府県で各1人が死亡。7日午後7時時点で安否不明者は40人を超えている。避難指示・勧告は7日午前11時半時点で23府県の約360万世帯、約862万人。

厚生労働省によると、水道管の破損や浄水場が冠水するなどの影響で、断水被害は7日午後1時半までに、広島県の約7万世帯中心に計15道府県で最大約7万9千戸に達した。

山陽新幹線は始発から午後7時ごろまで新大阪―小倉間で運休し、中国、山陽自動車道も通行止めとなった。

気象庁は7日に新たに岐阜県に大雨特別警報を発令。特別警報が出たのは6日の8府県と合わせて計9府県となった。7日午後9時半時点で特別警報は岐阜県のみ。

菅義偉官房長官は7日の記者会見で、警察、消防、自衛隊が約4万8千人の態勢で不明者の捜索や救助にあたっていると明らかにした。首相官邸の危機管理センターに設置していた官邸連絡室を、対策室に格上げしたことも発表した。

安倍晋三首相はこれに先立つ関係閣僚会議で「これまでに経験したことのない記録的な雨量となっている。先手先手で被害の拡大防止に万全を期してほしい」と呼びかけた。被災した府県や市町村と連携し、情報収集を急ぐよう指示した。

気象庁によると、停滞する前線の影響などで大気の状態が不安定となり、西日本から北日本では8日にかけても断続的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあるという。同庁は土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水などに厳重な警戒を呼びかけた。

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