大雨で広島の交通マヒ 企業、従業員に早期帰宅促す
広島・岡山・鳥取の3県に大雨特別警報

2018/7/6 21:29
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西日本を中心に前線が活発化し各地で激しい雨を長時間降らせた6日、中国地方では幅広い地域で鉄道、高速バスが相次ぎ終日運休となり経済活動にも大きな影響を与えた。広島・岡山・鳥取の3県に大雨特別警報が出され各地で緊急の避難指示も出た。社員に早期帰宅を促す企業が相次いだ。

JR広島駅の在来線は終日運転を取りやめた(広島市)

広島銀行は6日、平日夕方まで営業している広島駅北口支店など8店舗の窓口業務の取り扱いを早めに終了した。マツダやツネイシホールディングス(広島県福山市)など製造業でも従業員に早めの帰宅を呼びかけるところが多かった。工作機器などの北川鉄工所は芦田川の中州にある下川辺工場(広島県府中市)の夜勤を中止した。30~40人が対象となる。

百貨店の天満屋は岡山本店(岡山市)で閉店を午後6時30分に1時間早めるなど、岡山・広島両県の大半の店舗で閉店時刻を繰り上げた。JR西子会社の山陽SC開発(同)は岡山駅の地下街「岡山一番街」、駅ビル内の商業施設「さんすて岡山」の飲食・土産品店を除く大半の店舗について午後3時で閉館した。

大雨が降り続いたことを受け、JR西日本は6日午後、山陽本線の岡山以西、呉線の全線、可部線などで相次ぎ運行を終日とりやめた。また芸備線、福塩線も終日運休した。同社広島支社によると、7日は天候回復があったとしても線路の点検等が必要なため運転再開は早くても同日夕以降になるという。山陽新幹線も多くの区間で運転を一時見合わせた。

山陰地区でも山陰本線浜坂(兵庫県)―益田(島根県)間や伯備線、因美線で終日運転を取りやめ3万9000人に影響がでた。

山陽自動車道が岡山県から山口県にかけて通行止めとなるなど高速道路も各地で寸断され、広島電鉄など高速バス各社は運転を取りやめ。広島空港と県内主要都市を結ぶリムジンバスも運転を見合わせた。このため広島市内から航空機で東京などへ移動しようとしていたビジネスマンのなかには、空港へ向かう公共交通の手段を失い移動を断念する人も多かった模様だ。

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