2019年3月25日(月)

九州大雨、生産停止・休業広がる 自動車大手やキャナル

2018/7/6 18:18
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九州北部で6日、土砂災害や洪水の恐れをもたらした大雨により、企業活動にも影響が広がった。日産自動車九州(福岡県苅田町)やトヨタ自動車九州(同県宮若市)が生産を途中で切り上げたほか、従業員を自宅待機にしたり、商業施設で休館したりといった動きが相次いだ。交通網の乱れで九州地方への観光にキャンセルなどが出始めており、今後の天候次第ではさらに影響が広がる可能性がある。

大雨の影響で臨時休業したキャナルシティ博多(6日、福岡市博多区)

大雨の影響で臨時休業したキャナルシティ博多(6日、福岡市博多区)

日産自動車九州は午後3時半で生産を停止。2交代制で昼番の操業時間を1時間半早く繰り上げ、夜番を非稼働とした。今週末の生産はもともと予定していない。トヨタ自動車九州は、従業員の安全を確保するため夜勤の職員の出勤を停止。午後4時~7日午前0時40分の間、宮田工場の完成車工程の生産ラインを停止する。同社の部品生産拠点にあたる小倉工場と苅田工場も夜勤の生産ラインを停止した。

TOTOは北九州市の本社部門を原則、自宅待機としたが、午後5時時点で本社工場などは通常通り操業。安川電機も同時点で生産面に影響はないが、同市の本社で帰宅困難が見込まれる従業員に早期帰宅を促した。

大雨の影響で山陽新幹線が運転見合わせとなったことを知らせるJR博多駅の駅員(6日午前9時14分)=共同

大雨の影響で山陽新幹線が運転見合わせとなったことを知らせるJR博多駅の駅員(6日午前9時14分)=共同

井筒屋は北九州市小倉の本店と黒崎店、JR小倉駅前のコレットを通常より3時間早い午後5時に閉店。福岡地所が運営する「キャナルシティ博多」(福岡市)は大雨により午後4時で商業施設部分を閉館した。福岡・天神の「福岡パルコ」は午後6時での全館閉館を決めた。イオン九州は「イオンスーパーセンター岡垣店」(福岡県岡垣町)を終日休業にしたほか、「イオン穂波ショッピングセンター(SC)」(飯塚市)などで営業時間を短縮した。午後から営業を見合わせた「イオン小郡SC」(小郡市)では浸水被害もあった。

弁当店の「ほっともっと」や定食チェーン「やよい軒」を運営するプレナスは従業員の安全確保のため、福岡県内の一部店舗で閉店時間を通常よりも早めることを決めた。スーパーのハローデイ(北九州市)も市内の門司港店、山口県下関市の綾羅木店を休業し、コスタ行橋店など福岡県内の6店舗で閉店時間を2~4時間繰り上げた。

福岡銀行は避難指示が発令されたことを受け、小倉東支店など5支店を臨時休業。西日本シティ銀行では、小倉金田支店が通常より遅れて営業を開始した。

交通網も大きく乱れた。JR西日本は6日午後、小倉―博多駅間の新幹線の運転を終日見合わせると発表。高速道路も、九州自動車道の門司インターチェンジと広川インターチェンジの間の上下線で一時通行止めになるなど、広い区間で車両が通れなくなった。

西日本鉄道は福岡や北九州空港と九州各地などを結ぶ高速バスの少なくとも30路線で、6日中の運行の取りやめを決定。JR九州は、7日に予定していた久大線の完全復旧の関連イベントを中止することを決めた。

観光にも影響が出始めている。JTBでは、山陽新幹線の一部運休などの影響で計画通りの旅程をこなせないツアーの客などに対し、払い戻しなどの対応をしている。

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