2018年9月20日(木)

3年生、早くも就活始動 インターンに7割
6月末マイナビ調べ

就活
2018/7/6 12:43
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 2020年春卒業予定の大学3年生らのうち、6月末時点でインターンシップ(就業体験)にすでに申し込みや参加を経験した割合が7割に上ったことがマイナビ(東京・千代田)の調査で分かった。昨年から「1日型」が解禁され、インターンを開く企業が急増。売り手市場を背景に企業の動きも早期化しており、学生もより多く参加しようと早くから動き始めている。

20年春卒業予定の学生の就職活動は早くも活発に(6月2日、東京・江東の東京ビッグサイト)

■期間短め、数多く

 調査は6月19日から30日にかけてインターネットで実施、6038人から有効回答を得た。6月末までにインターンに申し込んだ学生は69.9%だった。19年卒予定の学生向けに17年9~10月に実施した調査では84.9%だった。前年より約3カ月早いものの、より早期から動き始めた学生が多いようだ。

 在学中にインターンに参加したい回数は平均4.2回。「5回以上」と回答した割合は38.2%だった。同社が3月に発表した調査によると19年卒の平均参加社数は18年卒と比べて1.1社増の4.0社と年々増加傾向にある。

 短い期間でより多くの企業に接触したいという姿勢が顕著だ。参加する企業を選ぶポイントを複数回答で聞いたところ、「なるべく期間が長いものに参加する」は7.1%と少なめ。より手軽に参加したい意向は強まっている。

 ある医療機器大手企業は2年前まで5日間のインターンシップを開いていたが、採用担当者は「日数が長く負担を感じるという学生の声もあり、昨年から泣く泣く2日間と3日間にした」とこぼす。今年は1日型での開催を検討中という。

■現場体験型に人気

 一方でマイナビ・HRリサーチ部の小林裕貴氏は「現場の感覚をつかみたいという傾向も強まっている」と指摘する。回答では、現場社員に交じって業務を体験する「同行体験型」が64.2%、現場を見学する「職場見学型」が61.7%にのぼった。

 すでに5社のインターンに申し込んだ早大3年の男子学生は「先輩から1日型は実際の業務を体験しにくく、内容が薄いと聞いた。複数日程のプログラムしか申し込まない」と話す。

 経団連はこれまで加盟社に対し、インターンの日数は「5日以上」と規定してきたが、19年卒の採用から廃止した。大学から「実態は企業説明会と変わらない」という批判もあった。インターンはあくまで就業体験という位置づけだが、夏のインターンを最初の接点として翌春以降の内定出しまで引き留めるなど、早期選考につなげる企業も多い。

(小柳優太)

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