対中制裁関税、予定通り6日発動 トランプ氏表明
【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は5日、中国の知的財産侵害に対する制裁関税を予定通り6日に発動すると表明した。産業用ロボットや電子部品など340億ドル(約3兆8千億円)に相当する輸入品に25%の追加関税を課す。中国も同日、大豆などに同規模の報復関税をかけて対抗する構えだ。
トランプ氏が記者団に述べた。米国の関税は米東部時間午前0時1分(日本時間同日午後1時1分)に発動する予定。米通商代表部(USTR)は同時刻以降に米国に到着したり保管庫から引き出されたりした品物から関税を徴収すると通知を出している。
関税の対象は自動車や半導体、医療機器、産業機械など818品目が対象だ。中国のハイテク産業育成策「中国製造2025」の重点投資分野から選んだ。携帯電話やパソコン、テレビ、衣料品など中国に大きく依存する消費者向け製品は関税の対象から取り除いた。
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