2018年11月16日(金)

グラブ・ウーバーに罰金 競争法違反で
シンガポール当局「統合後、運賃上がった」

2018/7/5 20:19
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【シンガポール=岩本健太郎】シンガポールの独禁当局は5日、東南アジアの配車アプリ大手グラブと米ウーバーテクノロジーズの統合により、同国で競争が著しく減ったとして、両社に罰金を科すと発表した。統合後に割引が減り、実質的に運賃が上がったとも指摘した。

統合後、両社のサービスはグラブに一本化された。当局は、シンガポールの配車市場は新規参入障壁が高いうえ、一般のタクシー予約サービスも十分な競争相手になっていないと指摘。実質的な運賃引き上げの実態も踏まえ、両社の統合が同国の競争法に違反していると結論づけた。

グラブは同日、声明で「我々は業界で唯一のプレーヤーではない。当局は過去数カ月で激しくなった新興勢力などとの競争を考慮していない」と反論した。

罰金の額を明らかにしていないが、制度上は最大で各社のシンガポールでの年間売上高の10%になる。当局は罰金のほかに、統合前の運賃計算のアルゴリズムや運転手がグラブに支払う手数料の比率を維持することなども求めた。

グラブとウーバーは東南アジアの配車アプリ2強として激しく競争していたが、3月下旬に域内事業の統合を発表。ウーバーは5月までにタイ、フィリピン、ベトナムなど8カ国で事業を終了した。シンガポール当局は、統合発表の直後から競争法違反の可能性があると指摘し、調査していた。

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