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6日からW杯準々決勝 見どころを読み解く

2018/7/5 18:40
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ポルトガル戦で2点目のゴールを決めるウルグアイのカバニ=ロイター

ポルトガル戦で2点目のゴールを決めるウルグアイのカバニ=ロイター

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は6日から準々決勝に突入する。トーナメント表を見ると、ブラジルやフランスのいるブロックに優勝候補が集まった印象だが、対戦相手との優劣がつけがたいのはどのカードも同じ。伝統を背負うチーム、初優勝を目指すチームのそれぞれに、ふさわしいハードルが用意されたといえそうだ。

カバニ先発がカギ

 ウルグアイ―フランス(6日午後5時=日本時間同11時開始、ニジニーノブゴロド)

1次リーグでもうひとつまとまりを欠いたフランスは、8強をかけたアルゼンチン戦で巨大な潜在能力をやっと顕在化させた。背番号10を背負う19歳エムバペが快足を飛ばして2得点。どのポジションにも穴がない。ウルグアイ戦は左MFのマチュイディが出場停止だが、控えの駒も豊富でデシャン監督の頭痛の種にはなりそうにない。

ウルグアイはポルトガル戦でふくらはぎを痛めたFWカバニの先発が勝利の条件か。ここまで5得点を挙げているスアレスとの強力2トップが健在なら勝機はある。大会最年長71歳のタバレス監督の下、つぶしの速さと妥協のないスタイルが染みついている。タレントの力で譲っても、チームとしてのこなれ具合はフランスを上まわる。

ジェズスの覚醒待ち

 ブラジル―ベルギー(6日午後9時=日本時間7日午前3時開始、カザン)

世界ランキング2位と3位の対戦。ブラジルは1次リーグで負傷した左SBマルセロが回復しつつある。そのほかは先発は固定しているが、チチ監督には左に張り出すエースのネイマールを2トップの一角で起用する腹案もあるようだ。チームは上り調子で、攻める時と守る時のメリハリもある。あとはFWガブリエルジェズスの覚醒待ち。

苦しみながら日本に逆転勝ちしたベルギーは、すばしこい相手に対するもろさも見せた。ブラジルの軽量アタッカーたちとの相性は必ずしもよくないが、ルカクやE・アザールら攻撃陣はやはり強烈。途中出場組のフェライニの問答無用の高さはブラジルにも効きそう。1次リーグ3戦目で主力を休ませた利も相手にないものだ。

ケーン、堅守崩せるか

 スウェーデン―イングランド(7日午後6時=日本時間同11時開始、サマラ)

スウェーデンの強みは身の丈に合った戦い方が染みついていること。高さを備えた4-4―2の守備は堅い。伝統の長身FWは英雄イブラヒモビッチから192センチのトイボネンに代替わり。この選手に先代ほどの才気はないが、背番号10番を引き継いだ左MFのフォスベリはなかなかの業師。次も欲をかかないスタイルに徹するはずだ。

陣容で一枚上のイングランドはコロンビア相手にPK戦までもつれた疲れが気になる。それでもエースのケーンはランキング首位の6得点。PK戦でGKピックフォードに当たりが出たのもうれしい。最近のW杯では守備的な戦いが目立ったが、今大会はスピーディーで先進的なサッカーを志向する。前衛の精神で相手の堅陣を崩せるか。

開催国の勢いに警戒

 ロシア―クロアチア(7日午後9時=日本時間8日午前3時開始、ソチ)

決勝トーナメント1回戦で120分とPK戦を戦った条件は同じ。開催国ロシアがこの難所を突破すれば15日、モスクワ・ルジニキ競技場の決勝がありありと見える。

スペイン戦は5バックでしのいだロシアだが、ボールを奪った後の速攻の手際がまずかった。クロアチアはスペインよりもラフでタフ。自分たちのパスサッカーに殉ずる美風と裏腹のもろさはない。頑健で勤勉、モドリッチのような最高級のテクニシャンもいる。逆にクロアチアにすればロシアは速攻さえつぶせば勝てる相手に見えるが、それでも有形無形の助けがある開催国を止めるにはフルパワーが必要だ。

12会場最南端のソチは日が暮れても昼の暑熱が残る。暑さとの闘いになるかもしれない。

(サンクトペテルブルク=阿刀田寛)

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