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タイ洞窟、脱出に5時間 難所通過可能か不安視

【チェンライ=共同】タイ北部チェンライ県のナロンサク知事は5日、記者会見し、同国の洞窟で生存が確認された少年ら13人がいる場所から洞窟の出入り口に到達するまでに「海軍特殊部隊の潜水士でも5時間を要する」と述べた。潜水が必要な難所があり、少年らにはさらに時間がかかるため、脱出が可能なのか不安視されている。

洞窟内に向かう準備をする多国籍の潜水士チーム(5日、タイ北部チェンライ)=共同

特殊部隊は、洞窟内の水位上昇の原因となる降雨予想を考慮して脱出時期を検討。地表からの穴の掘削による別の救助方法も模索している。近くで待機する家族は、発見から3日となり疲労の色が濃くなっているが、安全な脱出を願って祈りをささげ、再会の時を待ち続けている。

当局者が最も懸念するのが、洞窟の出入り口と、少年らがいる出入り口から4キロ前後離れた地点の間にある狭くてジグザグの場所の潜水。地元メディアによると、少年1人に特殊部隊の潜水士2人が同行する予定だが、少年が独りで泳いだり潜水したりしなければならない場所もあるとされ、水泳や潜水の経験が十分でない少年らには危険すぎるとの指摘も出ている。

プロの潜水士である特殊部隊員が潜水と徒歩を繰り返し5時間かかる行程で、少年が体力を維持できるか疑問もある。

知事は「100パーセント安全との確証が得られなくても(場合によっては)脱出させなければならない」と指摘。これまでは少年らの体調を最優先にして脱出は必ずしも急がない方針を示していたが、今後の降雨により洞窟内の水位が上昇するような危険が予測されれば、多少のリスクがあっても脱出を急ぐ考えを示した。

軍や警察などは、潜水を伴わない救助方法も検討。洞窟上部の地表の調査を続行し、洞窟へつながる穴を掘削できる場所がないか探している。

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