国内初のダム撤去 60年前の清流が戻ってきた
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熊本県南部を流れる球磨川で、県営「荒瀬ダム」の撤去工事が今年3月に完了した。既にみお筋や砂州が形成されつつあり、そこにダムがあったことはみじんも感じさせない。両岸に残る堤体の遺構が、かつてのダムを想起させる唯一の手掛かりだ。
治水と環境に配慮したダム撤去計画
水力発電を目的とする荒瀬ダムは、1955年に重力式コンクリートダムとして築造された。県は地元の要望などを背景に、球磨川の水利権が失効した2...
熊本県南部を流れる球磨川で、県営「荒瀬ダム」の撤去工事が今年3月に完了した。既にみお筋や砂州が形成されつつあり、そこにダムがあったことはみじんも感じさせない。両岸に残る堤体の遺構が、かつてのダムを想起させる唯一の手掛かりだ。
水力発電を目的とする荒瀬ダムは、1955年に重力式コンクリートダムとして築造された。県は地元の要望などを背景に、球磨川の水利権が失効した2...
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