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禁煙化1カ月 串カツ田中、家族客好調・深夜帯は減

居酒屋の串カツ田中ホールディングスが6月1日から9割の店舗を禁煙にして1カ月が経過した。6月の既存店来客数は割引キャンペーンなどの要因はあるが、2.2%増と前年同月の実績を上回った。家族客や女性客の来店が増加した一方で、滞在時間が短くなったり、深夜帯の来店が鈍ったりするなどの影響も見られた。今後は新規来店客のリピートを高める施策に取り組む。

「串カツ田中」の6月の既存店は、客単価が5%減ったため、売上高は2.9%減と前年実績を割りこんだ。単価減・客数増には、3週間開催していた串カツやドリンクの割引キャンペーンの影響も大きい。ただ、週末に雨天が目立ったことやサッカー・ワールドカップ(W杯)開催など来店ハードルが高い中で、客数は増加を確保した。

来店客の属性は、家族が6%増、20代までの男女グループと女性・カップル客がそれぞれ1%増。一方で会社員・男性は6%減、30代以上の男女グループが1%減となった。来店のピーク時間が早まり、深夜帯の売上高が減少している。

深夜帯の減少要因として「W杯のほかに、これまで飲み会の2店目、3店目に来店していた喫煙客などの客足が鈍っている」(同社)ようだ。店舗従業員へのアンケートでは「禁煙と聞くと日に1~4組が帰る」との声もあった。店外での路上喫煙やポイ捨てといった問題も一部で起きているという。

串カツ田中は、新規客の定着や、減少傾向をみせた会社員・男性などの客層回復に向けたメニュー、キャンペーン施策を強化する考えだ。長期的には非喫煙客の取り込みが全体の客数増につながるとの想定だが、新たな集客策で短期的な客数減の影響を抑える。

日本たばこ産業(JT)によると17年の喫煙率は男性で28.2%、女性で9.0%。居酒屋の主要な顧客層でもある30~50代男性の喫煙率は30%を超える。居酒屋チェーン各社は、都条例や国の健康増進法など、飲食店禁煙化への対策を迫られている。

(江口良輔)

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