2019年8月25日(日)

米ツアー ズームアップ

フォローする

ミケルソン、晩節汚すような行為の代償は…
ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

(1/2ページ)
2018/7/6 6:30
共有
印刷
その他

フィル・ミケルソン(48、米国)のキャリアを振り返れば、様々な栄光に彩られている。今年3月、男子ゴルフの世界選手権シリーズ、メキシコ選手権で2013年全英オープン選手権以来5年ぶりのツアー優勝を果たすと、ファンはその復活に歓喜した。

しかしながら意外にも彼は、世界ランキングで1位になったことがない。

彼はこれまで、米PGAツアーで40勝以上を挙げた。マスターズ選手権の勝者に贈られるグリーンジャケットを3着も手にし、全英オープン選手権の勝者に贈られるクラレット・ジャグと全米プロ選手権勝者に贈られるワナメーカー・トロフィーも獲得している。ただ、どうしても世界ランク1位には縁がないのだ。ミケルソンの実績には遠く及ばないリー・ウェストウッド、ルーク・ドナルド(ともに英国)、マルティン・カイマー(ドイツ)らが頂点の景色を知っているのに、である。

背景には、全盛期をタイガー・ウッズ(米国)と過ごしたという不運があるが、3日現在の順位は20位。彼は世界ランクで首位に立つことなく、キャリアを終えるのかもしれない。

ショートゲームで革命もたらす

もちろん、だからといって、彼の選手としての評価が下がるわけではない。彼はショートゲームで革命をもたらした。その後、多くの若手選手がその技術に学んだ。トラブルからのリカバリーはファンを熱狂させ、彼はどんなピンチでも自信を失わなかった。

また、選手が有名になると、自分の発言や行動が与える影響の大きさにおびえ、注目を避けようとする傾向があるが、彼は自分の立場を自覚し、その上で必要とあれば声を上げた。

14年の欧州と米国の対抗戦、ライダーカップで敗戦後に米代表の主将だったトム・ワトソンの采配を批判したのは有名な話。さらに、敗因を分析する委員会を立ち上げるよう動いている。負けたのはワトソンだけの責任ではなかったが、1995年以降、米代表は2勝8敗と大きく負け越していた。その敗因については選手それぞれが意見を持っていたものの、表立っては言い出しにくい雰囲気があった。そんな中でもミケルソンは臆することはなかった。

  • 1
  • 2
  • 次へ
共有
印刷
その他

ゴルフコラム

スコアアップヘ

電子版トップスポーツトップ

米ツアー ズームアップ 一覧

フォローする
8月のプレーオフ3試合はウッズにとって相性のいいコースばかりが舞台となる=APAP

 インパクトが大きすぎた。ゆえにタイガーマニアは、まひしたのかもしれない。
 それも仕方がない。今年のマスターズ・トーナメントで優勝したタイガー・ウッズ(米国)が、男子ゴルフの四大大会を制したのは200 …続き (8/7)

全英オープンで3勝のウッズ。英国のファンも英雄の復活を待ち望む=APAP

 7月14日から北アイルランドのロイヤルポートラッシュGCで第148回全英オープンが行われる。ロイヤルポートラッシュでの開催は1951年以来、68年ぶり。
 注目はやはり、ポートラッシュで育ったロリー・ …続き (7/10)

今年の全米オープンゴルフはウッズが19年前に圧勝したペブルビーチ・ゴルフリンクスを舞台に行われる=共同共同

 6月13日から、米カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクスで男子ゴルフの第119回全米オープンが開催される。
 米国において、もっとも全英オープンに近い雰囲気を感じられるとしたら、このペブルビー …続き (6/5)

ハイライト・スポーツ

会員権相場情報

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。