2018年11月16日(金)

阿波おどり実行委、有名連と出演契約
急なキャンセルに備え初の試み

2018/7/4 20:16
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徳島市の阿波おどりを今年から主催する阿波おどり実行委員会は4日、臨時会合を開き、有料演舞場に出演する有名踊り子団体(連)と書面で出演に関する契約を結ぶ方針を決めた。直前に出演をキャンセルされるリスクを回避するのが狙い。こうした契約は阿波おどり事業では初めて。

阿波おどりで、有名連と初めて出演契約を結ぶ方針を明らかにした徳島市の遠藤彰良市長(4日、徳島市)

実行委委員長の徳島市の遠藤彰良市長は会合後に記者会見し、一部有名連が新しい演出への協力をチケットの一般販売直前に拒否したことに言及。「これまで信頼関係に基づいて出演を依頼してきたが、想定外のことでその関係が崩れた。安定運営を優先させるため、ある程度の拘束力が必要と考えた」と語った。

実行委は6日までに、阿波おどり振興協会や徳島県阿波踊り協会などに所属する35前後の有名連との間で直前キャンセルの際の損害賠償規定を盛り込んだ覚書を交わす計画。出演料も明記する。現在全面的に見直している有料演舞場でのプログラムは各連と覚書を結んだ後に発表する。

実行委が打ち出した新たな演出に協力を拒んだ阿波おどり振興協会所属の14連に対しては、8月11日に開催する前夜祭への出演依頼を見送ることも確認した。前夜祭は全ての有名連が一斉に出演することで人気を集めていたイベントだが、「万が一直前にキャンセルされた場合、穴埋めができない」(遠藤市長)との理由から、県阿波踊り協会所属の連などだけで対応することにした。

阿波おどりの有料演舞場のチケットは1日から一般販売が始まったが、4日までの販売実績は1万2804枚。売り出し枚数の2割にも届かない状況で、今後の販売苦戦が予想されている。

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