競馬実況アナ日記

フォローする

進化する馬券発売 ウインズ汐留の「在席投票」

(1/2ページ)
2018/7/7 6:30
保存
共有
印刷
その他

われわれラジオNIKKEIの競馬担当アナウンサーは、中央競馬が開催される週末はほぼ必ず、どこかの競馬場で仕事をしています。先日、珍しく週末が休みになったので、いつもは行けないところで馬券を買おうと画策。近年はウインズのエクセルフロアが充実しているといいます。4カ所のエクセル専用場外のほか、全国13カ所のウインズにも、有料指定席(エクセルシート)が設置されているフロアや区域があります。中でもウインズ汐留(東京・港)は2017年にフロアを改装してきれいになったとのこと。ならばと、取材を兼ねてお邪魔しました。

ウインズ汐留

ウインズ汐留

「せっかくですから、i-Seat(アイシート)を体験してみてください」とウインズ汐留の杉井雅弘所長。恥ずかしながらどんなものか知らなかったため、ワクワクと少しのドキドキを感じながらエレベーターに乗り込みます。

ウインズ汐留は3~5階が一般の無料エリア、8~9階が全席指定の有料エリアとなっています。8階にあるi-Seatエリアには、1席(2500円)ずつ仕切られて独立した席がずらりと並んでいました。席にはひとつずつ、パソコンの大きなモニターが置かれ、荷物置き場やドリンクホルダー、電源のコンセントも。パーソナルスペースは広めに確保され、シートはレザーで座り心地がよさそう。さながら飛行機のビジネスクラスのようです。乗ったことはありませんが……。

i-Seatは「在席投票」とも呼ばれ、利用者には専用のシート1席と、ICカードが貸し出されます。このICカードを、専用の入出金機(見た目は馬券の発売機と似ています)に差し込み、まず入金。シートに戻ってICカードをカードリーダーに差し込むと、専用端末で馬券が購入できるというシステムです。

ウインズ汐留のi-Seatで使用するカードリーダー

ウインズ汐留のi-Seatで使用するカードリーダー

早速、朝一番の1レースから馬券購入にトライ。端末に組み込まれた投票システムは、現金で馬券を購入する際に使うマークシートをパソコン上で塗っていくイメージで、買い目と金額をマークしたあとに暗証番号を入力すれば購入完了です。あとは的中を祈るばかり。

なるほど、これはインターネット投票と現金投票のいいとこ取り、といったところですね。自宅のパソコンやスマートフォンで購入できる日本中央競馬会(JRA)のネット投票システムと似ていますが、入出金機で即座に現金の出し入れができることが大きな違い。当たったら払戻金をすぐに出金、外れが続いて資金が不足したらすぐに追加ということも、銀行口座を通すインターネット投票に比べて、i-Seatではより簡単にできます。

ゲートが開き、1レースがスタート。フロアにはわれわれラジオNIKKEIの実況放送が流れています。i-Seatに座っている皆さんは声を上げるでもなく、じっと静かに戦況を見つめます。これだけじっくりと実況を聴いていただいているのかと、実況アナウンサーとして気の引き締まる瞬間でした。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

競馬のコラム

関連キーワード

電子版トップスポーツトップ

競馬実況アナ日記 一覧

フォローする
20年の小倉開催は7月末から3週休みとなり、今年は8月4日に行われた小倉記念も8月16日に移る(19年小倉記念を勝ったメールドグラース)=JRA提供JRA提供

 「夏の小倉が減るかも」「夏は札幌が増えるみたいだ」……。今年の夏から秋にかけて、色々な噂が飛び交っていた。根も葉もない噂は立たない、しかし公式の発表があるまでは受け流そう。そんな思いを抱えて10月2 …続き (11/9)

JBC開催を待つ浦和競馬場の新スタンド

 浦和競馬場では初開催となるJBC(ジャパン・ブリーディングファームズカップ)競走が11月4日に迫ってきた。9月に新スタンドが完成し、あとはレース当日を待つばかり。JBC競走を前に、埼玉県浦和競馬組合 …続き (10/26)

父と同じ函館で新馬戦を勝ったゴールドシップ産駒サトノゴールド=JRA提供JRA提供

 「十年一昔」という言葉があるように、10年という期間は一つの区切りといわれます。私事ですがこの令和元年の秋、場内実況デビューしてから、ちょうど10年を迎えました。
 忘れもしない2009年10月3日の …続き (10/12)

ハイライト・スポーツ

[PR]