「私だけ」のスキンケア 資生堂、IoTで消費者視点
資生堂520億円デジタル投資の正体(上)
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資生堂がデジタル改革に本気だ。3年間で520億円をデジタル技術に投じ、商品開発から売り方まで社内の全てを見直している。根底にあるのは顧客中心の考え方だ。変化を恐れず、融合を進め、未来の顧客を探り当てられるか。
資生堂の国内事業会社、資生堂ジャパンの川崎道文ブランドマネージャーは頭を抱えた。同社の杉山繁和社長に呼ばれ、こう告げられたのだ。「既存のチャネルにとらわれない、生活者視点の新しいビジネスモ...