釧網線乗り放題 ウィラー、バストセット券

2018/7/3 22:09
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高速バス事業を展開するウィラー(大阪市)は、JR北海道が単独で維持が困難としたJR釧網線(東釧路~網走)の活性化に向け、9月から2カ月間限定のテスト事業を始める。釧網線と沿線駅を発着するバスが乗り放題の乗車券をセットにしたチケットを発売。利用実態をまとめて、地元の協議に生かしてもらう。

JR釧網線の活用を話し合ったJR釧網本線維持活性化沿線協議会(3日、北海道弟子屈町)

3日、北海道弟子屈町で開いた「JR釧網本線維持活性化沿線協議会」で、ウィラーの村瀬茂高社長が明らかにした。

テスト事業はJR北の釧路~網走駅間で実施。同区間を自由に乗り降りできる2日間の乗車券のほか、知床斜里駅を発着する路線バスや観光バスなどが乗り放題になる。チケットの価格は9800円で、7月中旬からウィラーのサイトで販売する。

期間中、訪日外国人客を含めて最大2000人の利用を見込む。網走国定公園や摩周湖といった沿線の景勝地の周遊を促し、釧網線の活性化策を探る。

ウィラーは、JR釧網線沿線の9市町村でつくる「JR釧網本線維持活性化実行委員会」と契約を結んだ。同社は割安な高速バスの運行などを手がけ、約450万人の利用会員を持つという。会員らを対象にアンケートして、利用前の印象や利用後の感想を集め、年明けにもまとめる考えだ。

実行委の蝦名大也委員長(釧路市長)は「釧網線を基軸に沿線の魅力を組み合わせ、交通を運輸からサービスに変えることを期待したい」と語った。

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