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吉田、2点差守れず悔い「締め方でベルギーとまだ差」

前半、ベルギーのルカク(右)と競り合う吉田=沢井慎也撮影

守りをつかさどる者としては、2点リードからひっくり返された事実は断じて受け入れられるものではない。「全く満足できない」と語る吉田は、世界ランク3位との攻め合いを"善戦"で片付けるのをよしとしない。

ゴール際すれすれでの粘り強い体の寄せは特筆もので、イングランド・プレミアリーグで鍛えられた片りんをみせた。25分にはGK川島の眼前にこぼれたチャンスボールを足を投げ出してかき出す。E・アザールらが仕事を完遂しかけた最後の瞬間、吉田の足が、体が、食らいついていた。

8強をつかみ損ねたのは「マネジメントのまずさ」だという。「精神的なもろさ。試合の終わらせ方、締め方で、まだまだベルギーなどとは差がある」。4年前のW杯、10人になったギリシャに吉田らは数的優位を生かせず攻めあぐねた。苦い経験は今大会、1人少ないコロンビアとの戦いで生きた。今回の「2-0からの霧散」もそうした経験値として代表史の一ページに刻み、次へ生かさねばならないのだろう。

決勝点のカウンターについても抵抗のしようがあったはずと嘆く。「同じ形(CKからの長いカウンター)で(強化試合の)スイス戦でも喫している。僕らの(守備の)スイッチが一瞬切れたのだろうし、ずっと課題としてきたことが修正しきれなかった」

西野ジャパンは攻撃において、これが日本の土台であろうという一つの型を今大会で示すことができた。では圧倒的な世界レベルの「個」に対してW杯でどう守るのか、守備の日本スタイルは、まだこれという形はない。吉田はあえて語る。「16強でいい戦いができたで終わるのでなく、課題から何を学ぼうとするか考えないと強くならない。肉体で劣ること、高さに対する弱さなどは1日では変わらない。育成も含めてサッカー界全体で見直さないと。(今日の敗戦を)皆さんも厳しい目でみていただきたい」

CBは経験の反すうと理詰めの対応がものをいう。イングランドの風に慣れたこの29歳が代表DF陣に伝えられるものはまだまだあるのだろう。

(ロストフナドヌー=岸名章友)

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