人事管理サービスのサイダス、社員の働き方容易に把握
人材ビジネスサービスベンチャーのサイダス(東京・港、松田晋社長)は3日、社員の働き方に関する情報を集約する企業向けシステム「サイダス」を開発したと発表した。社員一人ひとりの残業時間や目標達成状況などを集約し、簡単に把握できるようにする。企業の働き方改革を後押しする。
新システムは時間外勤務や年次休暇消化率などの情報も一つのプラットフォームから確認できるようにする。各部門の管理者であれば部下の、現場社員であれば自身の状況をすぐに把握できる。
同社は人事部局向けのシステムで多くの顧客を持つ。今回は部局を問わず使えるようにした。各企業は働き方改革を求められるようになっており、人事に限らず各現場の管理職や社員も使えるシステムの需要が高まっていると判断した。
11~13日に都内で開かれる人事労務や教育・採用支援サービスの展示会「HR EXPO」に出展。秋に販売を始める。
サイダスは2011年に東京で創業し、17年10月に本店を那覇市に移した。開発や顧客サービス部門は那覇に拠点を置いている。