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三菱地所とSAP、大手町ビルにイノベーション拠点

日経クロステック

三菱地所とSAPジャパンは2018年7月2日、企業のイノベーションを支援するための場である「TechLab(仮称、テックラボ)」を開設すると発表した。TechLabは東京の大手町にあるオフィスビル「大手町ビル」の6階に18年11月に開設予定だ。SAPジャパンの内田士郎会長は、「SAPが世界中で手掛けてきたイノベーションに欠かせない要素を集めて、TechLabで提供していきたい」と話した。

SAP社員が常駐 イノベーションを支援

TechLabでは、イノベーションを実践するために必要な支援メニューをSAPジャパンが提供する。同社が得意とするデザイン思考などの手法を、TechLabの参加企業に伝えるプログラムなどを用意。SAPジャパンの社員がTechLabに常駐し、コミュニティーの管理者やデザイン思考を実践する際のファシリテーターを務める。

TechLabには参加者のコミュニケーションを促進するオープンスペースや、アイデアを具現化するための工房などを置く。工房には3Dプリンターなどのプロトタイプを作る設備や、ビデオ撮影が可能な環境などを用意する。SAPジャパンの内田会長は、「イノベーションを起こすうえで大切な要素として、成功体験から離れるための出島がある。当社もドイツ本社から離れて、米国のシリコンバレーに4000人のイノベーションを支援する人員がいる」と強調した。

SAPジャパンは18年3月にイノベーション促進のためのコミュニティー「Business Innovators Network」を発足しており、その参加メンバーを中心にTechLabの利用を見込む。参加メンバーはコマツや日本航空ライオンなどの大企業に加え、技術系のスタートアップや、ベンチャーキャピタル、大学などだ。

築60年の大手町ビルをリノベーション

TechLabの開設は、三菱地所が築60年の大手町ビルをリノベーションするのに合わせたもの。三菱地所は大手町ビルの東側を「LABゾーン」と位置付け、TechLabのようなイノベーションを促進する企業や組織を誘致する計画だ。TechLabの開設に加え、16年に開設済みのフィンテック関連企業の拠点「FINOLAB(フィノラボ)」の床面積を現在の約650坪から約1200坪へ拡張するほか、トヨタ自動車で自動運転技術を研究する部門が入居する。

(日経 xTECH/日経SYSTEMS 島田優子)

[日経 xTECH 2018年7月2日掲載]

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