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四国総研、補修用塗料剥がれにくく 関西3社と開発

四国電力の研究開発子会社、四国総合研究所(高松市)は2日、鉄橋やプラント設備などを長寿命化できる新タイプの補修用塗料を大手メーカー3社と共同開発したと発表した。温度変化によって寸法が変化する割合に着目し、従来より剥離リスクを低減させた。構造物を守る役割の強化に加え、補修コストの大幅な低減につながる。

3社は大日本塗料関西ペイント神東塗料。新開発の剥離抑制型樹脂塗料「αシリーズ」は屋外にある鋼構造物の防食に使用される下塗り塗料。橋梁や工場設備などに使われている。さびや劣化に応じた補修塗装は一定期間で繰り返す必要があり、塗膜が厚くなるほど剥離リスクが高まる問題があった。

このため四国総研では構造物などが温度変化で寸法が変化する割合「線膨張係数」に着目。2011年度からこの係数を小さくする塗料の開発に乗り出し、従来より係数を半減し、さらに塗り重ねるほど剥離リスクを減らせる特性を発見した。

日本国内には高度成長期に多くのインフラが整備され、50年以上が経過した老朽化対策は急務になっている。新型塗料を使えば、構造物の傷みを早める旧塗膜の剥離を抑え、劣化塗膜を除去する補修時期も遅らせることが可能。結果的に構造物の耐久性維持と、補修コスト低減を両立できる。

四国総研は技術面から生産を支援する。製品はまず大日本塗料と関西ペイントが8月から先行販売する。

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