2019年3月20日(水)

路線価、ミナミに勢い 訪日客増で 阪急本店前 35年連続トップも

2018/7/2 18:00
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近畿2府4県の税務署別最高路線価は大阪・キタの「阪急百貨店うめだ本店」前で1平方メートルあたり1256万円。同地点の首位は35年連続だが、訪日外国人でにぎわう2位の大阪・ミナミの「戎橋ビル」前(同1184万円)との価格差は72万円と、昨年の208万円から大きく縮まった。

関西で最高価格地点トップの阪急百貨店うめだ本店前

関西で最高価格地点となった阪急百貨店うめだ本店前

国土交通省が3月に発表した公示地価ではミナミの調査地点がキタから最高価格の座を初めて奪取。インバウンド急増に伴うホテル用地など、旺盛な土地需要が地価に与える影響が顕在化している。路線価は公示地価と調査地点や評価額の目安などで相違点があり、阪急前が「大阪の顔」の座を守った格好だ。

もっともインバウンドの勢いは今回の路線価にも色濃く反映された。2府4県の上昇率首位は京都・祇園の四条通。八坂神社へと続く土産物店などが立ち並ぶ通りで、多くの観光客が行き交う。戎橋ビル前も上昇率3位だった。

不動産情報大手、ジョーンズラングラサール関西支社の秋山祐子氏は「阪急周辺は、斜め向かいの阪神百貨店梅田本店も再開発中で(さらなる地価上昇の)ポテンシャルを秘める」と指摘。大阪の地価動向に詳しい不動産鑑定士の真里谷和美氏も「(土地の)格としては阪急付近が大阪のナンバーワンというのが(不動産鑑定士の間での)一致した見解。ミナミには勢いがあるが、(オフィス需要もある)梅田の強さには安定感がある」と話す。

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