2018年7月18日(水)

百貨店大手5社、6月は全社増収 好調なインバウンド消費がけん引

小売り・外食
2018/7/2 17:13
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 大手百貨店5社が2日発表した6月の売上高(既存店ベース、速報値)は全社で前年同月を上回った。6月29日に一斉に始まったクリアランスセールの出足が良く、高額品やインバウンド(訪日外国人)消費も引き続き好調だった。6月18日に発生した大阪府北部の地震によって一部の店舗の営業に影響があったが補った。

 大丸松坂屋百貨店は5.2%の増収と16カ月連続で前年を上回った。6月のクリアランスセール期間に昨年は土曜日がなかったが、今年は含まれたことで2.5%の押し上げの効果があったという。訪日客を中心に化粧品、高級品ブランド、高級時計の好調が続き免税売上高は46%の増収。地震の影響は1%強の押し下げにとどまったとみている。

 高島屋は4.7%の増収だった。地震の影響があったものの、免税売上高は48.3%増と引き続き好調だった。大阪店(大阪市)の免税売上高が32.8%増、京都店(京都市)が74.9%増、新宿店(東京・渋谷)が60.1%増だった。また、クリアランスセールを昨年より1日早く始めたことも貢献した。

 阪急阪神百貨店は5.8%増と19カ月連続で前年を上回った。地震当日の6店舗の休業したほか、地震発生から1週間は消費マインドの低下の影響で売上高を4%程度押し下げたが、月末より一気に回復基調に転じた。6月1日に移転開業した阪神梅田本店は新規顧客の獲得で、食品を中心に全館で好調。3年ぶりに復活した地下1階には名物の立ち食いコーナー「スナックパーク」などが集客に寄与した。

 三越伊勢丹は12.1%増と13カ月連続で前年同月を上回った。訪日客数の増加で化粧品や高額品などの免税売上高が40%増。開始時期を6月に前倒ししたクリアランスセールが堅調で、特に梅雨明けを受け日傘をはじめ紫外線(UV)関連商品のほか、婦人雑貨や衣料品では高級ブランドが好調だった。

 そごう・西武は4.9%の増収。婦人雑貨は化粧品が2桁伸び、免税売上高は約4割増と19カ月連続で前年同月を上回った。気温の上昇に伴い婦人や紳士の夏物衣料も売り上げをけん引した。

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