メキシコ大統領選、新興左派の野党候補が勝利
NAFTA再交渉に影響も
【メキシコシティ=丸山修一】任期満了に伴うメキシコ大統領選は1日、投開票があった。選挙管理当局が発表したサンプル調査による暫定結果で新興左派の野党、国家再生運動(Morena)のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール元メキシコシティ市長(64)の得票率は53~53.8%になる見通し。2位以下を30ポイント以上引き離し当選を確実にした。トランプ米大統領にも通じるポピュリズム(大衆迎合主義)の政策を主張。既成政治の打破を訴え、汚職や治安悪化に対する国民の不満を取り込んだ。

ロペスオブラドール氏は1日深夜、支持者を前に「投票してくれた全ての人に感謝したい」と述べ、勝利を宣言した。
就任は12月。同氏は米国、カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉について、メキシコの望まない内容は受け入れない姿勢を示す。メキシコに進出する日本の自動車メーカーなどの方針にも影響しそうだ。
立候補は4人。ほかの3人の候補は選管発表の前に、メディアの出口調査で敗北宣言を出していた。決選投票はなく、最多得票の候補が当選する。