2018年9月23日(日)

ドイツ内相、移民問題でメルケル案を拒否 辞任を示唆

ドイツ政局
ヨーロッパ
2018/7/2 9:52
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 【ベルリン=石川潤】移民・難民問題を巡りドイツのメルケル首相と対立するゼーホーファー内相は1日、自らが率いるキリスト教社会同盟(CSU)の緊急会合で、首相がまとめた難民対策を拒否した。2日に首相と会談し、さらなる譲歩を求める。首相から納得のいく回答を得られなければ、内相と党首を辞任すると示唆した。

ドイツのゼーホーファー内相(左)とメルケル首相=AP

 DPA通信などが伝えた。ゼーホーファー氏は難民らを国境で追い返すべきだとし、メルケル首相に難民らの抑制策を求めていた。首相はこれを受け、6月末の欧州連合(EU)首脳会談で難民・移民問題の合意文書をまとめ、難民らを送り返すための2国間協定の締結も進めていた。

 ただ、難民らの上陸地であるイタリアとは2国間協定のメドが立っておらず、効果には不透明な部分がある。ゼーホーファー氏は対策が不十分だと判断したもようだ。

 CSUは10月に地元バイエルン州の州議会選挙を控え、強硬姿勢を強めている。CSUが連立政権を離脱すると、メルケル氏のキリスト教民主同盟(CDU)と第2党のドイツ社会民主党(SPD)だけでは過半数を維持できなくなる。少数与党内閣を避けるためには、他の連立相手を探すか、議会を解散して総選挙を実施することが必要になる。

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