モルディブ最大野党、大統領選へ代替候補指名

2018/7/1 19:36
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【ニューデリー=黒沼勇史】インド洋の島国モルディブの最大野党、モルディブ民主党(MDP)が6月30日、ベテラン政治家のイブラヒム・モハメド・ソリ氏を大統領選の候補に指名した。2008~12年に大統領を務めたナシード総裁を擁立する方針だったが、選挙管理委員会が出馬資格を有さないとの判断を覆さないため代替候補を立てた。

モルディブでは大統領選を9月23日に予定しており、ヤミーン現大統領も続投をめざし出馬する。中国から投融資を受けてインフラ整備を進める現政権の政策の是非も争点となる。

MDPはインドや欧米との緊密な関係を保つバランス外交をめざしている。ヤミーン大統領が2月に非常事態宣言を発令し、野党政治家らを相次ぎ逮捕した際には、ナシード総裁がインドに軍を含む特使の派遣を求める一方、大統領側は中国に特使を送り理解を求めていた。

ヤミーン大統領は13年に就任して以来、党内や政府内で民主的手続きを経ない意思決定を繰り返し、与党の「モルディブ進歩党」からも大量の造反者が出ている。前回の大統領選では義兄のガユーム元大統領の支持を得て勝利したが、ガユーム氏はヤミーン氏の政治手法に反発し、MDPなどと野党連合を形成している。

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