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究極の緊張感求め現役復帰 高橋大輔らしい決断

2018/7/1 15:50
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高橋大輔らしい決断だ。スケートを通じて音楽を感じ、表現することが大好きだったが、同じくらい愛していたのが究極の緊張感の中での演技。「(いい演技を)できるかできないか。その緊張感がたまらない」と現役時代、よく言っていた。

現役復帰を表明する高橋大輔さん(1日午後、東京都港区)

現役復帰を表明する高橋大輔さん(1日午後、東京都港区)

引退後、歌舞伎役者と共演したアイスショーなど、新しい挑戦もあったが、試合の緊張感にはかなわない。平昌五輪を取材していた時も、選手たちから伝わる緊張感に毎回、「しびれる」「感動した」とうらやましそうに話していた。

こうした経験などが、ずっと胸にくすぶっていた残り火を刺激したのだろう。そもそも現役生活へのピリオドの打ち方がすっきりしなかった。ソチ五輪の1カ月後、膝の状態が悪く、埼玉で行われた世界選手権を欠場、そのまま引退を発表していた。

今季からルールが変わる。4回転ジャンプの基礎点は下がり、ミスした際の減点は上がった。スピン、ステップも含むプログラム全体で表現する選手には追い風だ。一方、フリーの演技時間が30秒短くなる。表現力だけで会場の空気を支配できる高橋のようなタイプには、見せ場が減ることを意味する。「休む場所がないので体力がより重要になる」とみている。

もっとも簡単な道でないのは承知の上。順位どうこうでなく、納得できるまでスケートをして燃え尽きたい――。「期待に応えようとしてきたけれど、今回は自分のために滑りたい」と個人的な挑戦であると強調したが、その世界屈指とされた表現力は若手の参考になるだろう。(原真子)

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