2018年7月22日(日)

「家族を引き離すな」全米でデモ 移民政策に抗議

トランプ政権
北米
2018/7/1 4:31
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米ホワイトハウス前でトランプ政権の「ゼロ寛容政策」に抗議するデモ参加者ら

米ホワイトハウス前でトランプ政権の「ゼロ寛容政策」に抗議するデモ参加者ら

 【ワシントン=芦塚智子】トランプ米政権の移民政策に抗議するデモが30日、首都ワシントンなど全米各地で一斉に開かれた。不法入国者の親子が分断される事態を招いた政権の「ゼロ寛容政策」に対し、デモ参加者は「家族を引き離すな」「親子分断は子供の虐待」と非難の声を上げた。

 ワシントンでは、参加者がホワイトハウス前の公園を埋め尽くし、市中心部を行進した。不法入国で拘束され、息子と9カ月以上引き離されたという女性が壇上で「息子を養子に出すと言われ、もう会えないかもしれないと恐ろしかった」と語ると、参加者から「恥だ!」と抗議のコールが沸き起こった。

米ホワイトハウス近くの公園でトランプ政権の「ゼロ寛容政策」に抗議するデモ参加者ら

米ホワイトハウス近くの公園でトランプ政権の「ゼロ寛容政策」に抗議するデモ参加者ら

 10歳の娘と参加したセルマ・カールさん(46)は、両親に連れられてグアテマラから来て亡命を認められた。「私は博士号を取得し、アメリカン・ドリームを実現した。他の移民にも同じ機会を与えてほしい」と訴えた。サウスカロライナ州から家族で駆けつけたパキスタン系移民のファリーハ・カジさん(42)は「自分の子が同じ目に遭ったら、と考えてほしい。肌の色や宗教などで差別しないのが米国の価値観のはずだ」と強調した。

 トランプ大統領は、内外の批判を受けて不法入国者の親子を同一施設に収容できるようにする大統領令に署名したが、米メディアによると現在も2千人以上の子供が親と再会できていない。

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