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二枚看板充実のクロアチアに勢い 決勝Tスタート

2018/6/30 19:53
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アルゼンチン戦後半、攻め込むクロアチアのモドリッチ(左)=三村幸作撮影

アルゼンチン戦後半、攻め込むクロアチアのモドリッチ(左)=三村幸作撮影

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は30日のフランス対アルゼンチン(カザン)を皮切りに、16強によるノックアウト方式の戦いが始まる。ここからは延長戦とPK戦込みの極限の戦いが待っている。

1次リーグの戦いから勢いを感じるのは3連勝で勝ち上がってきたクロアチア、ベルギー、ウルグアイの3チーム。

クロアチアはレアル・マドリード所属の主将モドリッチ、バルセロナでレギュラーを張るラキティッチの二枚看板が充実。CFマンジュキッチの存在感を利用しながら、両翼から進入してくるペリシッチ、レビッチの動きも鋭い。個と組織の調和という点で今大会、最も滑らかにチームが機能している感がある。

クロアチアがいる山とは反対側に強国が固まったことも朗報。初出場で3位になった1998年大会よりも上を狙える力を今回は見せている。レアル・マドリードで欧州チャンピオンズリーグを制したモドリッチの手にW杯も渡るようだと、バロンドール(世界最優秀選手)の声もかかるだろう。

立ちはだかるのは準々決勝で当たりそうなスペインか。シルバ、イニエスタ、イスコらで構成する攻撃力は流麗な魅力に満ちている。懸案のCFもディエゴコスタが3得点と頼もしい。

心配なのは守備。長年にわたってセルヒオラモス、ピケ、ブスケツで構成してきた基底部に、1次リーグで敗退した世界王者ドイツのベテラン陣に似た陰りを感じる。5失点のGKデヘアがリズムに乗り切れていないのも気になる。ロシアがそこに乗じたら一大センセーションになる。

同じ山の中では本来ならコロンビアを推したいところ。初戦で日本に黒星を喫したが、攻撃力はピカイチ。ただ、1次リーグ3戦目のセネガル戦の途中で大黒柱のロドリゲスが負傷交代したのは気がかり。この王様がいるかいないかで攻撃力は大きく左右される。

そのコロンビアと激突するイングランドはFWケーンが5点で得点王争いのトップを走る。高さを生かしたセットプレーは迫力満点で、コロンビアを下すようだと90年大会以来の4強が見えてくる。伏兵は欧州予選でオランダ、イタリアと大物を沈め、ドイツ、メキシコとのF組を首位通過した"ミラクル"スウェーデンか。

反対の山には強豪が集まり、1回戦からウルグアイ対ポルトガル、フランス対アルゼンチンと好カードが目白押し。

その中からはい上がってきそうなのは、やはりブラジルだろうか。故障明けのネイマールは1次リーグの3試合にみっちり使われて着実に復調気配。1次リーグ最終のセルビア戦では好調のバロメーターである超高速カウンターが繰り出せるようになっていた。

得点を重ねるコウチーニョも好調を維持し、CFガブリエルジェズスのゴールを今は待っている状態か。この最後のピースがはまったとき、ブラジルの本領はさらに発揮されることになる。

懸念材料はケガ人が相次いでいること。大会前のダニエウ・アウベスに続いてマルセロもセルビア戦で負傷し、看板だった左右のSBを失った格好になっている。左はフェリペルイス、右はファグネルで穴を埋めたが、SBにこれ以上のケガ人を出すと相当苦しくなる。

(モスクワ=武智幸徳)

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