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長谷部、団結生むアンカー 秀でたバランス感覚

2018/6/30 13:15
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ポーランド戦の終了間際、味方に指示を出す長谷部=三村幸作撮影

ポーランド戦の終了間際、味方に指示を出す長谷部=三村幸作撮影

【カザン=岸名章友】決勝トーナメントに進出した日本代表は29日、ベースキャンプ地のカザンで練習を再開した。8強入りをかけたベルギーとの対戦へ「やっとスタートラインに立てた」(長友)と選手は決意を新たにしている。3大会続けて主将を務める長谷部も、1次リーグ突破でチームの一体感が強まりつつあることを歓迎する。

コロンビア戦の前日記者会見。ややつかみづらい西野監督の語りが終わると、隣の長谷部が趣旨を引き取るように言葉を継いだ。「今回、大阪の震災で犠牲になられた方にお悔やみ、お見舞い申し上げます……」。一事が万事、この主将が絡むと何事も収まりがよくなる。

近年まれにみる好内容のセネガル戦もそうだった。ボランチの相方、柴崎を引き立てるように後方で控えながら、組み立てのリズムをつくった。「彼は攻撃を組み立てるタイプ。どちらが攻、守とは決めていないが良いバランスでできている」。柴崎とのかみ合わせの良さは日本が試合を統制できている一因でもある。

34歳。瞬発力は衰えていても、要所や危ない場面には駆けつける。経験に裏付けられた予測の的確さがセカンドボールの回収率を高める。錨(いかり)を意味する「アンカー」でMFを例えることがあるが、長谷部はそんな錨のごとく、日本のボール回しが漂流しないように落ち着きをもたらす。必殺のパスは少なくても、気を利かせた動きで巡りをよくする。

攻めの積極性が西野ジャパンの顔になりつつある一方で、長谷部は「ただ前掛かりになるのではない」とわきまえてもいる。

16強入り達成後、29日にはスタッフも交えたチームジャパン全員でミーティングを開いた。「いろんな発言が出て、チームが一つになって臨む雰囲気ができた。大きなミーティングだった」

2010年南アフリカ大会でも決勝トーナメント1回戦に臨み、PK戦で屈した。「当時はあそこに達するまでに多くを費やしてしまっていた。今回は様々に違ったチャレンジができるはず」。今回の相手のベルギーはタレントぞろいの強敵。その波にさらわれそうになる日本をつなぎ留め、周囲を引き立てるバランス感覚を駆使しながら、未到の8強入りへ再び挑む。

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