名古屋「丸栄」最終日 名残惜しむ客でにぎわう

2018/6/30 12:15 (2018/6/30 14:00更新)
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店舗営業最終日を迎え、朝礼で気勢を上げる丸栄の従業員(30日午前、名古屋市中区)

店舗営業最終日を迎え、朝礼で気勢を上げる丸栄の従業員(30日午前、名古屋市中区)

名古屋の百貨店、丸栄が30日午後7時で営業を終了する。前身から403年の歴史を持つ老舗との別れを惜しむ多くの人で、閉店セールはにぎわっている。

店舗営業最終日を迎え、朝礼で涙ぐむ丸栄の従業員(30日午前、名古屋市中区)

店舗営業最終日を迎え、朝礼で涙ぐむ丸栄の従業員(30日午前、名古屋市中区)

開店に先立つ午前8時45分からの朝礼では、東山浩志営業本部長(57)が「きょう一日、閉店の最後の一人まで丸栄らしくしっかりおもてなししましょう」とあいさつ。約40人の従業員は「丸栄発進、いくぞ」「おー!」と気勢を上げた。

同10時に開店すると、蒸し暑いなか待ちかねた100人ほどが一斉に店内に。1階の婦人雑貨売り場はごった返した。名古屋市千種区の主婦、高木房子さん(77)は「最後の記念に洋服と傘を買った。この傘を差すたびに丸栄を思い出すかな」と笑顔。

店舗営業最終日の丸栄に入店する人たち(30日午前、名古屋市中区)

店舗営業最終日の丸栄に入店する人たち(30日午前、名古屋市中区)

かばんを購入した同市北区の女性公務員(47)は「時代の流れかもしれないが、もう少し頑張ってほしかった」と残念そうだった。

7階の特設会場では、丸栄の歩みを振り返るパネルや、歴代の女性従業員の制服を展示。来店客が思い出をつづるコーナーには、5月17日の設置以来、1500枚を超すメッセージが寄せられているという。

閉店セールで混雑する丸栄の婦人雑貨売り場(30日午前、名古屋市中区)

閉店セールで混雑する丸栄の婦人雑貨売り場(30日午前、名古屋市中区)

メッセージを書いた同市中川区の女性(53)は「出産前から義母と訪れ、子供服を買いそろえた。丸栄には子供との楽しい思い出が詰まっています」と目を潤ませていた。

開店前から訪れた同市中川区の非常勤講師、平川隆さん(66)は「親の代から約30年、外商を使ってきた。庶民的な親しみやすい店だった」と振り返った。

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