2019年1月18日(金)

FRB資本計画審査、ドイツ銀米子会社を却下

2018/6/29 18:45
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【ニューヨーク=大塚節雄】米連邦準備理事会(FRB)は28日、米金融大手の資本計画を判定する「包括的資本分析審査」の結果を発表し、ドイツ銀行米子会社の計画を却下した。内部統制などの不備を問題視した。残る34社は承認したが、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーには当面の配当や自社株買いに上限を設けた。

資本審査は、危機時にも十分な資本を確保できるかを試算するストレステスト(健全性審査)などをもとに、各社の株主還元計画の妥当性を判定する。一部大手は経営管理体制も精査する。2017年は11年の導入後初めて全社が承認され、今回も1社を除き認められた。米金融の健全性を示す。

ドイツ銀行の米中間持ち株会社については、資本は十分だったが「収入や損失の予測やリスク管理に際し、内部統制やデータ能力に重要な弱点があった」とされた。ドイツ銀行は「当局の期待に沿うよう努力を続ける」としたうえで「銀行本体の配当などには影響しない」と表明した。子会社から本体への配当が制限される可能性もあり、経営再建中のドイツ銀行にとって米事業の改善も課題となる。

ゴールドマンとモルガンは資本計画を踏まえると危機時に一部の指標が最低基準を下回り、当面の株主還元は「近年の実績」が上限とされた。税制改革に伴う一時的な影響が強く、制約は短期に終わる見通しだ。ステート・ストリートは大口取引のリスク管理の改善が条件になった。JPモルガン・チェースを含む4社は、当初計画を減額したうえで承認を受けた。

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