2019年8月23日(金)

ベトナムGDP、6.8%増 4~6月
サムスン好調持続 建設も伸びる

2018/6/29 16:56
保存
共有
印刷
その他

【バンコク=富山篤】ベトナム統計総局が29日発表した2018年4~6月の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%増となった。スマートフォン(スマホ)工場を2カ所に抱える韓国サムスン電子が好調を持続したほか、住宅、インフラなど建設部門も伸びた。

好調なサムスンに加え、大型国際港が竣工するなど建設部門も伸びた(北部ハイフォン)

第1四半期として過去10年で最高となった1~3月の7.4%増に比べるとやや減速したが、1~6月でみると7.1%増と11年以降最大の伸びとなった。

好調の要因はサムスンだ。北部のバクニン省とタイグエン省に工場があり、「ギャラクシーS9」など最新機種も含め、世界のスマホ生産の約3割にあたる2億数千万台を生産する。サムスンのスマホ輸出額はベトナムの総輸出額の2割強に達する。サムスン効果で1~6月の製造業の伸び率は13%増と11年以降で最も伸びた。

建設部門も7.9%増と好調だった。大和ハウス工業大成建設が6月、ハノイで住宅、ホテル、商業施設などが入る複合開発の第1期分を竣工したほか、ハイフォンでは北部初の大型港湾「ラックフェン国際港」が5月に開港した。

中間所得層が増え、GDPの7割を占める個人消費も堅調だ。ベトナム商工省によると、1~5月の小売り・サービス売上高は前年同期比10%増。観光、サービスなどが23%増と大幅に伸びており、生活が豊かになったことがうかがえる。

今後の投資も堅調だ。ホンダがハナム省の工場を秋に拡張するほか、不動産最大手のビングループがハイフォンで建設を進める自動車、バイク工場が秋から順次稼働する。ビンは米ゼネラル・モーターズ(GM)と生産、販売両面で提携するなど準備を本格化している。

ベトナム経済は年末にかけて経済が上向く傾向が強く、18年通年では2007年以来の7%台となる可能性もある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。