2018年9月20日(木)

北海道新幹線、青函トンネル内で通話可能に

北海道・東北
2018/6/29 16:00
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 北海道新幹線が走る青函トンネル内で2019年3月以降、携帯電話で通話や通信ができるようになる。トンネル内に光ケーブルなどの通信施設を新たに設置して「圏外」を解消する。総務省が新たに設けた補助制度を全国で初めて適用し、JR北海道には費用負担を求めない。北海道新幹線の乗客の利便性が改善し、JR北にも追い風となりそうだ。

 青函トンネルは全長約54キロメートル。現状はトンネル内に非常用施設以外に通信施設がなく、乗客は新幹線がトンネルを通過する約25分間、携帯での通話や通信ができない。ただ経営が苦しいJR北は整備費用を捻出できず、従来の費用負担制度では整備できていなかった。

 総務省が今回初めて適用した補助制度は、直近10年間で継続して営業損失が出ている鉄道会社が営業する新幹線の場合、鉄道会社の負担を求めない仕組み。JR北はこれに該当するため、総事業費約34億円のうち国が約14億円、残りを携帯各社などが負担する。

 トンネル内で携帯が使えるようになれば、観光やビジネスで新幹線を利用する乗客には大きな改善となる。16年3月の開業以降、乗車率が低迷する北海道新幹線の利用客増にも弾みがつきそうだ。

 北海道新幹線は30年度に札幌まで延伸する。ただ新函館北斗(北海道北斗市)―札幌の8割はトンネルを走ることになるため、この区間での携帯の利用環境の改善も今後の課題となる。

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