アメフト反則、内田氏の指示認定 日大の第三者委

2018/6/29 15:01
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日本大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、経緯などを調べている日大の第三者委員会(委員長・勝丸充啓弁護士)が29日、中間報告を発表した。守備選手の危険なタックルは、日大の内田正人元監督と井上奨元コーチの指示と認定。一部の日大関係者が選手らに口封じをするなど、問題のもみ消しを図ったことも明らかにした。

記者会見する日大の第三者委員会の勝丸充啓委員長(中)ら(29日午後、東京都港区)

第三者委は関係者や部員への聞き取り調査を実施。部員の多くが試合前に井上元コーチによる反則行為の指示を認識しており、試合後に内田元監督が一連の反則行為について「こいつには私がやらせた」と発言していたことを確認した。

第三者委は、危険なタックルは監督やコーチの指示で、相手選手にけがをさせる意図も含んでいたと認定。2人は不自然な弁解を繰り返して責任を選手に押しつけようとしたとして「極めて悪質」と批判した。

一部の日大関係者による「不当な介入」も指摘。内田元監督の指示で選手を呼び出し、「タックルが故意に行われたものだと言えばバッシングを受けることになるよ」などと話して口封じを図ったとした。別の日大職員も部員数人に対して元監督の指示について話さないよう求めるなど、「不当な圧力で事件をもみ消そうとした」とした。

日大アメフト部の監督公募については「内田氏の影響力を完全に遮断したコーチ陣の下で再建の一歩を踏み出すことを期待する」とした。

第三者委は、反則行為の真相究明や大学によるガバナンス体制の検証、再発防止策の提案などを目的に5月31日に設置された。7月末をメドに再発防止策を含めた最終報告をする。

関東学生連盟は26日、内田元監督と井上元コーチに対し、事実上の永久追放に相当する除名処分を正式に決定。チームは2018年度シーズン終了までの公式試合出場資格停止となっている。関東学連は日大のチーム改善報告書の内容を検証した上で、処分を解除して秋のリーグ戦参加を認めるかどうか7月末までに判断する方針。

中間報告を受け日大は「認定された事実関係等を尊重し、真摯に受け止める。ガバナンスのあり方についても迅速かつ適切に検討する」とのコメントを出した。

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