漁の再開目指しアユ捕獲 福島・浪江、全量検査に

2018/6/29 10:53
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東京電力福島第1原子力発電所事故で被災した福島県浪江町の請戸川と高瀬川で29日、町民ら約20人が将来の漁再開を目指し、魚に含まれる放射性物質の量を調べるためにアユを捕獲した。7月1日までで、8月にも行う。

放射性物質の検査を目的にアユを釣る地元漁協の関係者(29日午前、福島県浪江町)=共同

地元漁協が主催。捕獲したアユは食用にせず、全て民間の検査機関に回す。2つの川は一部流域が放射線量の高い帰還困難区域を通るため、事故後、漁や釣りは禁止されている。

この日、町民らは3カ所で釣り糸を垂らし、エサ釣りや、縄張りを守る習性を利用しておとりのアユを使う「友釣り」でアユを釣り上げた。

昨年の捕獲は漁協の組合員に限ったが、今年は捕獲するアユの数を増やそうと、組合員以外の町民も加わった。漁協の担当者は「釣りが再開できる日を待ち望みながら、検査を続けていきたい」と話した。

町は原発事故で全町避難となり、2017年3月末に一部で避難指示が解除された。事故前は初夏のアユ釣りが盛んで、県外からも多くの釣り客が訪れていた。〔共同〕

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