実習先のパワハラ認定 専門学校などに賠償命令 大阪地裁

2018/6/29 9:31
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理学療法士を目指し専門学校に通っていた大野輝民さん(当時39歳)が自殺したのは実習中のパワーハラスメントが原因だとして、妻の佳奈子さん(44)が学校と実習先の診療所に慰謝料など計約6100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は29日までに、パワハラと自殺の因果関係を認め、全額の支払いを命じた。

北川清裁判長は判決理由で「大野さんは実習中に指導担当者が『帰れ』と発言したことや、過重な課題によって心理的負荷が蓄積し自殺を決意した」と認定。学校は実習先の診療所と情報共有をせず、「生命や身体などを保護して安全に配慮する義務を怠った」と指摘した。診療所にも指導担当者の使用者責任があると判断した。

判決などによると、大野さんは2010年に入学。カリキュラムの一環で13年11月から大阪市住吉区の診療所で実習を始めたが、同月30日に自殺した。

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