2018年7月20日(金)

国民年金の納付率66.3% 17年度、6年連続で改善

経済
2018/6/29 10:00
保存
共有
印刷
その他

 厚生労働省は29日、自営業者らが入る国民年金について、被保険者が納めるべき保険料のうち実際に払われた比率を示す納付率が2017年度に66.3%になったと発表した。前の年度から1.3ポイント上昇し、6年連続で改善した。低所得などで保険料を免除・猶予されている人は納付率の計算から除いており、それらを含んだ実質的な納付率は約40%にとどまった。

 17年度末の加入者数は前の年度から70万人減の1505万人だった。加入者数はこの5年で約360万人減った。日本年金機構が厚生年金への加入を企業に促していることや、厚生年金の適用対象をパートら短時間労働者にも広げたことで、厚生年金に移る人が増加したことが減少の主因だ。

 厚生年金は保険料を労使で折半し、もらえる年金額も増えるため、加入者にとってはメリットが大きい。

 納付率は低所得者や学生ら保険料の納付を免除・猶予されている人を対象者から除いて算出する。17年度の全額免除・猶予は9万人減の574万人だった。免除・猶予の対象者を含めた実質的な納付率は40.3%と0.2ポイント低下した。年金機構は未納者からの徴収を強化している。17年度は1万4千件の財産差し押さえを実行した。2年前の約2倍に及んでいる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報