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ブラジル本命に躍り出る 会心の勝利に手応え

2018/6/28 17:30
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36分、パウリーニョが先制ゴール(27日、モスクワ)=ロイター

36分、パウリーニョが先制ゴール(27日、モスクワ)=ロイター

ネイマール、コウチーニョら役者がそろった今大会のブラジル代表にあって、地味な印象のMFパウリーニョが大きな仕事をやってのけた。1次リーグE組最終戦、決勝トーナメント進出を懸けたセルビア戦で先制弾を決めた。

「点を取る、取らないに関係なく、チームを助けるのが私の役目」。W杯で初めて決めたゴールにも、いぶし銀のMFはにこりともしない。

2014年ブラジル大会の翌年、イングランドのトットナムから中国の広州恒大に移籍した頃は何やら都落ちの感が漂った。そんなパウリーニョを代表で再び重用したのがチチ監督だった。2人はコリンチャンスの監督と選手として、12年のクラブW杯でチェルシーを破って世界一になった間柄。師匠の期待に応え、弟子は代表での活躍をバネに昨年、FCバルセロナへの"栄転"まで勝ち取った。

「この4年で私の人生の多くが変わった。たくさんの進化があり、いろんな経験も積めた」というパウリーニョ。変わらないのは重戦車のような突進からの決定力だ。DFの穴を中盤から望見、一気に距離を詰めてシュートに持ち込むスタイルには日本代表も何度も泣かされた。

2列目から鋭く最前線に飛び出して、決めたこの日の先制点も、そんな眼力がいかんなく発揮されたものだった。

セルビア戦の快勝と首位通過はチチ監督を常にも増して冗舌にした。ブラジル報道陣からは、いまだ無得点のガブリエルジェズスではなく、なぜフィルミノを使わないのか、開始10分で負傷退場したマルセロの見通し、16強対決で当たるメキシコ対策など矢継ぎ早の質問が浴びせられた。チチ監督は自信満々。

「この3試合で選手は成長した。ここからさらに上向くはず」

優勝候補筆頭とされたドイツが消え、スペインやアルゼンチンは薄氷の16強進出。小が大を食う連鎖の中で、気がつくとブラジルが本命の椅子にどっかと腰を下ろした感じである。

(モスクワ=武智幸徳)

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