摩耗量3割減の特殊鋼 日新製鋼が新ブランド

2018/6/28 14:20
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新日鉄住金グループの日新製鋼は28日、摩耗のしづらさが特長の特殊鋼の新ブランド「タフスター」を発表した。薄板の特殊鋼として新たな製品を3種類開発。自動車や二輪のチェーン部品の場合、市場に出回る従来製品に比べて3割ほど摩耗量を減らせるという。国内外の自動車市場が堅調に推移するなか、特殊鋼の販売拡大をめざす。

新ブランドの特殊鋼はチェーンや電動シェーバーの刃など用途は幅広い(28日、東京都中央区)

新開発した製品は炭化させた「ニオブ」という元素を混ぜた特殊鋼。固いモノとぶつかったり、金属同士がこすれたりすることによる摩耗を防ぐ。自動車部品やのこぎりなどの園芸用品など、用途別に3種類を用意し、対応可能な厚さは0.3ミリメートルから5ミリメートル。日本市場で生産・販売するほか、海外へ輸出する。

日新製鋼は摩耗のしづらさを打ち出した特殊鋼分野でこれまで、刃物向けの「NKSシリーズ」や金庫向けの「IRS2」を販売してきた。NKSの販売量は月間800トン、IRS2は月間数トン。今回の商品3種類ではそれぞれ、月間800トン以上をめざす。新旧の商品5種類を合わせたブランドとして「タフスター」と名付けた。

日新製鋼は特殊鋼分野で、他品種・少量生産の製品を展開している。日新製鋼によると、同社は特殊鋼の薄板分野で国内シェアが約50%と首位。親会社の新日鉄住金とJFEスチールが後に続く。

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