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最新の「巨大な顕微鏡」、仙台に設置 材料研究に活用

文科省専門家会合が妥当と判断

文部科学省が2023年ごろの稼働を目指して整備を進める「次世代放射光施設」が仙台市に設置されることが28日決まった。文科省の専門家会合が同日午前に開かれ、仙台市への設置が妥当と判断した。物質の構造を詳細に調べられる放射光施設は、軽くて丈夫な材料や新薬開発など日本企業の競争力向上にもつながることが期待される。

放射光施設は電子を光速近くまで加速し、発生する放射光を利用して物質を原子レベルで観察できる。広大な敷地が必要で「巨大な顕微鏡」といわれている。

新しい施設は加速装置が直径100メートルほどになる見通し。施設の敷地面積は東京ドーム3個分に達するとみられる。建設には約340億円を見込み、建屋の費用などについて産業界に負担を求めている。

文科省は放射光施設の誘致を希望する機関を全国から募っていた。ただ、応募してきたのは仙台市だけ。民間企業の資金負担ができるかなどについて専門家会合が検証を進めていた。

国内の大型放射光施設としては理化学研究所の「スプリング8」(兵庫県)がある。加速装置の直径が約500メートルと大規模だ。大学や公的機関などの利用が中心だが、住友ゴム工業がゴム構造の解析に応用し、高性能の低燃費タイヤを開発している。

新材料の研究競争が激しくなるなか、海外でも放射光施設の建設や更新が相次ぐ。米国や中国、フランス、英国、スペインなどが運用を始めている。

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