2019年6月19日(水)

「党首討論の使命終わった」首相 制度の形骸化浮き彫り

2018/6/27 19:00
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安倍晋三首相と野党党首ら5人が27日、今国会で2回目となる党首討論に臨んだ。学校法人「森友学園」「加計学園」の問題を追及する野党代表と首相の議論はかみ合わなかった。首相は立憲民主党の枝野幸男代表が前回の党首討論後に語った言葉を引き合いに「党首討論の歴史的使命は終わった」と述べるなど、制度の形骸化が浮き彫りになった。

党首討論で、立憲民主党の枝野代表(右手前から3人目)の質問に答える安倍首相(27日午後、国会)=共同

党首討論で、立憲民主党の枝野代表(右手前から3人目)の質問に答える安倍首相(27日午後、国会)=共同

枝野氏は「安倍政権の問題点を7つ列挙したい」と指摘し、森友、加計問題などで約6分間、首相の応答を交えず話し続けた。傍聴していた議員から「これは討論ではない」との声があがり、会場は紛糾した。首相は「枝野さんの質問というか演説」と皮肉った。

枝野氏は前回の党首討論終了後に「意味のないことをダラダラしゃべる首相を相手に、今の党首討論はほとんど歴史的意味を終えた」と述べていた。27日も「長い答弁をすれば質問自体を制限できてしまうやり方では議論は深まらない」と批判した。

国民民主党の大塚耕平共同代表は外国人労働者の受け入れ拡大に関して「拙速感が否めない」と指摘した。首相は移民政策の定義を「国民の人口に比して一定程度のスケールの外国人およびその家族を、期限を設けることなく受け入れること」と説明し、政府方針は「移民政策には当たらない」と強調した。

共産党の志位和夫委員長は加計学園の加計孝太郎理事長の国会招致を求めた。衆院会派「無所属の会」の岡田克也代表も、財務省が森友学園に関する決裁文書を改ざんした問題を追及した。

日本維新の会の片山虎之助共同代表は、自民党が提出した参院の議員定数を6増やす公職選挙法改正案を「理屈がない」と非難した。首相は「1票の格差を是正しなければならない」と語り、国会での議論を促した。

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