2018年11月21日(水)

カウントダウン東京2020

フォローする

日本のバド躍進続く 外国人監督がもたらす変革
編集委員 北川和徳

(1/2ページ)
2018/6/27 6:30
保存
共有
印刷
その他

日本のバドミントンの躍進ぶりがめざましい。女子シングルスは2017年世界選手権優勝の奥原希望(日本ユニシス)、世界ランク2位の山口茜(再春館製薬所)を擁し、男子シングルスは不祥事による出場停止から復帰した桃田賢斗(NTT東日本)がリオデジャネイロ五輪の金メダリストや世界ランク1位を次々と撃破している。女子ダブルスはリオ五輪金の高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)、世界ランク1位の福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)らが競い合う。

バドミントンの国・地域別対抗戦から帰国した男子日本代表。04年の朴柱奉監督(後列左端)就任から14年、日本は世界の強豪にのし上がった=共同

バドミントンの国・地域別対抗戦から帰国した男子日本代表。04年の朴柱奉監督(後列左端)就任から14年、日本は世界の強豪にのし上がった=共同

5月の男女別団体戦(タイ)は、女子(ユーバー杯)が優勝、男子(トマス杯)が準優勝した。個人戦で争われる2年後の東京五輪では金メダルを含むメダルラッシュが期待できそうだ。

地元開催の五輪に向けて最も順調に強化が進んでいる競技といえるだろう。その立役者である日本代表の朴柱奉(パク・ジュボン)監督(53)に話を聞く機会があった。1990年代半ばまで韓国代表で活躍。92年バルセロナ五輪の男子ダブルスで金メダル、96年アトランタ五輪の混合ダブルスで銀メダルを獲得している名プレーヤーだ。アテネ五輪後の04年11月に日本代表の監督に迎えられた。

選手の意識を変え、所属先と戦った

朴氏の就任前、アテネ五輪の日本は5種目に計11人が出場したが、女子シングルスの1勝以外はすべて初戦で敗退するレベルだった。いったい外国人監督の指導によって何が変わったのだろう。

当初、朴氏は日本のバドミントン界の意識の低さに驚いたという。五輪の出場枠を得るには世界ランクを上げなくてはならない。「日本の選手はそのポイントを稼ぐためにレベルの低い国際大会にばかり出ていた。ランクはそこそこでも強くない。世界の本当の強さや、自分の実力を知ることもなく、五輪に出場できればそれで満足していた」

だからアテネに11人も送れたのだが、そうやって出場権を得ても世界の舞台では勝負にならない。当然、レベルの高い大会へ出るように変えたが、最初はなかなか勝てなかったという。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

電子版トップスポーツトップ

カウントダウン東京2020 一覧

フォローする
ガバナンスコードの順守はスポーツ界全体の責務となる(左はJOCの竹田恒和会長、中央はスポーツ庁の鈴木大地長官)=共同共同

 不祥事が相次ぐスポーツ界のガバナンス強化のため、競技団体が順守すべきルール「ガバナンスコード」を国が策定する方向となった。超党派のスポーツ議員連盟の有識者会議が国への提言案としてまとめた。同議連の意 …続き (11/21)

9月のベルリン・マラソンで2時間1分台の世界新を出したキプチョゲ=ロイターロイター

 9月16日のベルリン・マラソンで2時間1分39秒の衝撃的な世界記録をマークしたエリウド・キプチョゲ(34、ケニア)がこのほど来日した。彼にシューズを提供するスポーツ用品大手ナイキが東京で開催するイベ …続き (11/14)

10月24日に開幕したTリーグ。日本のトップ選手の全力プレーを国内で観戦する機会が増える

 卓球のTリーグが10月下旬、スタートした。男女各4チームが半年間にわたり、全国各地で7回戦総当たりのリーグ戦を展開する。
 これまで水谷隼(木下マイスター東京)や張本智和(同)、石川佳純(木下アビエル …続き (11/7)

ハイライト・スポーツ

[PR]