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日本のバド躍進続く 外国人監督がもたらす変革
編集委員 北川和徳

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2018/6/27 6:30
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日本のバドミントンの躍進ぶりがめざましい。女子シングルスは2017年世界選手権優勝の奥原希望(日本ユニシス)、世界ランク2位の山口茜(再春館製薬所)を擁し、男子シングルスは不祥事による出場停止から復帰した桃田賢斗(NTT東日本)がリオデジャネイロ五輪の金メダリストや世界ランク1位を次々と撃破している。女子ダブルスはリオ五輪金の高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)、世界ランク1位の福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)らが競い合う。

バドミントンの国・地域別対抗戦から帰国した男子日本代表。04年の朴柱奉監督(後列左端)就任から14年、日本は世界の強豪にのし上がった=共同

バドミントンの国・地域別対抗戦から帰国した男子日本代表。04年の朴柱奉監督(後列左端)就任から14年、日本は世界の強豪にのし上がった=共同

5月の男女別団体戦(タイ)は、女子(ユーバー杯)が優勝、男子(トマス杯)が準優勝した。個人戦で争われる2年後の東京五輪では金メダルを含むメダルラッシュが期待できそうだ。

地元開催の五輪に向けて最も順調に強化が進んでいる競技といえるだろう。その立役者である日本代表の朴柱奉(パク・ジュボン)監督(53)に話を聞く機会があった。1990年代半ばまで韓国代表で活躍。92年バルセロナ五輪の男子ダブルスで金メダル、96年アトランタ五輪の混合ダブルスで銀メダルを獲得している名プレーヤーだ。アテネ五輪後の04年11月に日本代表の監督に迎えられた。

選手の意識を変え、所属先と戦った

朴氏の就任前、アテネ五輪の日本は5種目に計11人が出場したが、女子シングルスの1勝以外はすべて初戦で敗退するレベルだった。いったい外国人監督の指導によって何が変わったのだろう。

当初、朴氏は日本のバドミントン界の意識の低さに驚いたという。五輪の出場枠を得るには世界ランクを上げなくてはならない。「日本の選手はそのポイントを稼ぐためにレベルの低い国際大会にばかり出ていた。ランクはそこそこでも強くない。世界の本当の強さや、自分の実力を知ることもなく、五輪に出場できればそれで満足していた」

だからアテネに11人も送れたのだが、そうやって出場権を得ても世界の舞台では勝負にならない。当然、レベルの高い大会へ出るように変えたが、最初はなかなか勝てなかったという。

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