コウノトリ4羽が巣立ち 野生で繁殖、島根・雲南

2018/6/25 18:16
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島根県雲南市教育委員会は25日、2018年4月に生まれた国の特別天然記念物コウノトリのひな4羽のうち、最後の1羽が24日に巣立ちをしたと発表した。野生のつがいによる繁殖で、同じ巣から4羽が巣立つのは全国で初めて。

飛び立つコウノトリのひな(24日、島根県雲南市)=同市教育委員会提供・共同

飛び立つコウノトリのひな(24日、島根県雲南市)=同市教育委員会提供・共同

市教委は、順調に成長した背景について「好物のカエルが多い雲南の自然環境が育てたのではないか」とみている。ひなは全て雌。溝にはまったり、電柱にぶつかったりしてけがをする恐れもあり、今後も見守りを続ける。

ひなは日中、周辺の田んぼや川でカエルなどの餌を取り、夜間は巣に戻り休んでいる。1、2週間程度で、単独で行動するようになるという。

ひなの父鳥は17年、別のひなを育てている最中にハンターの誤射で死んだ雌とつがいだった。今回の4羽は別の母鳥との間で生まれた。

国内では野生のコウノトリは一度絶滅したが、人工飼育などで復活した。個体が識別できる足輪を着けるなどして把握されており、国内では約130羽が野生で生息。兵庫県豊岡市や徳島県鳴門市などでの繁殖が確認されている。〔共同〕

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