2018年9月22日(土)

ペイパル、企業から個人へ送金 個人間取引を開拓

ネット・IT
フィンテック
2018/6/25 16:54
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 米決済大手ペイパルは25日、企業が個人に送金できるサービスを国内で始めると発表した。企業はお金を送りたい個人のメールアドレスと額を指示するだけで送金できる。フリーマーケットアプリなど個人間取引(CtoC)の市場が拡大するなか、個人が受け手になる支払いを決済するニーズを取り込む考えだ。

 個人向けの支払いサービスは7月から開始する。ペイパルでは個人ユーザーがアカウントを取得する際にメールアドレスを登録する。企業は個人のメールアドレスと金額を指定するだけで送金できる。送金が完了するとペイパルから自動でメールが通知される。ドルや円など22の通貨に対応し、1回当たり10万円まで送金できる。

 同サービスを展開するのに伴い、個人向けの銀行口座を使った口座振り替えサービスも始める。これまでは国内ではクレジットカードと連動させた決済しかできなかった。企業からペイパルのアカウントに支払われたお金を銀行口座から引き出せるようにする。企業から送られたお金を使うためには、ペイパルに登録する必要がある。

 すでに、個人間チケット売買サイト大手ウェイブダッシュ(東京・千代田)の「チケット流通センター」がチケットを売るユーザー向けの代金支払いに活用することを決めた。クラウドファンディング仲介サイトのCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京・渋谷)が導入する計画だ。

 調査会社の矢野経済研究所(東京・中野)によると、物販分野のCtoCの2017年の市場規模は9950億円と、16年比で5割増えたようだ。旅行や空間などの分野にもCtoCのビジネス領域が広がっている。

 ペイパルの曽根崇カントリーマネジャーは「資金のやり取りが簡単になる機能を拡充する」と強調したが、個人同士でお金をやり取りする個人間送金の仕組みの導入については明言を避けた。

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