2019年5月26日(日)

NECや富士通 株主総会、業績や経営戦略に厳しい声も

2018/6/25 16:10
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NEC富士通が25日、それぞれ都内と横浜市で株主総会を開いた。業績や株価の低迷について、出席した個人株主らから厳しい意見が相次いだ。NECの新野隆社長は「実行力を改革し、成長軌道に向けた第一歩の年にしたい」と強調した。富士通の田中達也社長は「会社の形を変える取り組みを引き続き進めていく」と話し、IT(情報技術)サービスに経営資源を集中させる考えを示した。

NECは2018年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画を17年4月に撤回し、新たに1月に20年度までの計画を改めて公表している。人工知能(AI)や生体認証を成長事業に据える一方で、人員削減や工場の再編を進めるなどリストラに歯止めをかけられていない。

総会では株主から「いまだに成長軌道への回帰という言葉を使っている。V字回復を宣言できるのはいつなのか。メドを付けてほしい」と注文がついた。新野社長は「自前主義を改め、様々な人材を活用しながらスピード感を持って経営に取り組む」ことで業績回復につなげたいという考えを示した。

富士通は携帯電話端末事業を投資ファンドに売却、パソコン事業は中国レノボ・グループとの合弁会社に移行した。田中社長は「営業利益は年初計画の1850億円に対して、おおむね達成しているとも見えるが、事業売却益を除く本業ベースでは実質未達だ」と反省の言葉を述べた。

今後の経営戦略について「本業に集中し、収益力強化で質を上げていきたい」と話した。

株主からは「事業だけでなく、経営の形や質を変えることを考えてほしい」と言った声や「欧米大手の競合とどう戦っていくのか示してほしい」といった意見が出ていた。

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